真夏の北海道での初の野鳥撮影2025:超望遠レンズでの撮影

2025年の真夏に満喫してきた北海道での、野鳥撮影。

今回は、超望遠レンズシステムで撮影した写真の記録を残します。

 

 超望遠レンズシステム :Pentax K-1 mark I + smc Pentax-DA★ 300mm F4

 

撮影場所は羅臼にある"鷲の宿"。

 

北海道でしか出逢えない野鳥は?と考えた時に真っ先に思い浮かんだのがシマフクロウ。世界最大級のフクロウが北海道の道東にいることを知り、以前からいつかは探しに行ってみたいと思っていました。体調は60~70cmくらいですが、羽を広げると2m近くになるなんてデカ過ぎ!

 

旅行の前にいろいろ調べたところ、やはり生息地等は全く公開されていませんでした。自分で探すとしても今年はヒグマ出没のニュースが何度も出ているので危険。そんな時に、”鷲の宿”というところに行けばシマフクロウが現れる?!という情報を得ました。

 

ここでは定位置に生きた魚を放流していて、それをシマフクロウが捕りに来るとのこと。何も配慮しない餌付け行為では、鳥が自然界で採餌できなくなることがあるため反対派なのですが、そうならないように配慮されているそうなので好感を持ちました。

 

またさらに、鳥の目には光と認識されない周波数のLED照明を設置していて、鳥へのストレスを排除する対策が取られており、これもここを選ぶ一因となりました。このLEDの周波数に対応したシャッター速度で撮影すると、フラッシュを焚かなくてもきちんと撮れるので、鳥へストレスを与えることはないようです。

 

この場所は、かなり前から賛否あるようなのですが、身の安全を確保しつつ、かつシマフクロウの生活を脅かさずに出逢える場所としては、否定する場所ではなさそうだと思えたので、ここに行ってみることにしました。実際、宿の人も撮影者も、シマフクロウへの配慮がしっかりしているように感じました。

 

プレハブのような造りの建物の1階で、常連さんたちと少し会話をしながら陽が落ちる少し前から待機していると、突然どこからかシマフクロウが裏山に現れ、鳴き交わす声が聞こえてきました。ほどなくして、一羽が宿の前の川のほとりの木に留まりました。

その後、親鳥と雛が1羽ずつ現れてくれました。足環がついているのがおそらく親鳥で、ついていないのが雛でしょう、多分。

 

運よく、日没から1時間経つ前までに、交互に何度か現れてくれて、何とか写真を撮ることができました。飛翔する姿も見ましたが、確かに大きかったです。2mまではなかったけど1.5mくらいはあったように思います。

 

今回使用したシステムでは、ISO感度は3200~6400で、シャッター速度を1/80秒一定で撮影しました。もちろんフラッシュなしで。試しにシャッター速度を変えて撮ってみたところ、真っ暗で何も映らなかったり、黒い帯が映り込んだりして正常に撮影できませんでした。

 

レンズは、保有している中で一番明るい超望遠レンズ300mm F4を使用しましたが、これではまだ遠くて迫力あるサイズで撮れないので、やっぱりロクヨンを手に入れてから行くのが良さそうな気がしました。

彼らの動きが予測できず、置きピン設定ができなかったので、綺麗な飛翔写真を撮れなかったのが心残り…またいつかリベンジしに行くと思います。

 

親子ツーショット。左奥の方が足環がついているので多分親鳥。雛に餌の捕り方を教えているような感じでした。餌場と雛のいる方を交互に見ている感じが、ここに来れば餌があるのになー、来たらいいのに。という感じでした。

 

 

上の写真の等倍像(1000ピクセル)。

 

真夏の北海道での初の野鳥撮影2025:BORGシステムでの撮影

今年の盆休みは、北海道へ温泉巡りの旅に行こうと1年前から決めていて、年始から準備を進めてきました。その後、せっかく北海道に行くなら、野鳥撮影も楽しんでしまおう、ということで、急遽、北海道旅行向けの撮影システムを探し始めました。

 

そうしてたどり着いたのが、BORGシステムでした。

その主な理由は、

・分解してコンパクトに収納可能で、飛行機持ち込みも容易

・比較的安価に、焦点距離1000mm超え&F値の小さい明るいシステムを構築可能

・何より、先人の作例の”羽毛1本1本の解像感が尋常ではない写真”に惚れていた

の3点でした。

 

ただ、システム構築が完了したのが旅行の1カ月前だったためほとんど練習できなかったので、BORGだけを持って行って記録用にも適さない写真が量産されたら切ない…ということで、結局デジスコも超望遠レンズもすべて持って行ってしまいました(笑)

 

旅の計画が超パンパンだったので、野鳥撮影は時間が空いた時だけしかできない、という予定でしたが、北海道での探鳥地の本を読んだり、Youtubeで予習したりして、情報収集しました。ヒグマにも逢わないようにということと、メインのスケジュールの合間に行くことが可能、ということで以下の場所で撮影にTRYしてきました。

 

■…手持ちAF BORGシステム使用

◇…デジスコシステム使用

★…超望遠レンズシステム (smc Pentax-DA★ 300mm F4)

 

サロベツ湿原(稚内近く)・・・シマアオジノゴマノビタキオオジュリン

■春採公園(釧路)・・・コアカゲラ、シマエナガエゾリス

★鷲の宿(羅臼)・・・シマフクロウ

野付半島(標津)・・・シギチ類(五目)

◇オムサロ原生花園(紋別)・・・ノビタキ

 

もう1か所、美瑛自然の村キャンプ場でクマゲラを探す予定としていましたが、クマ出没の影響か遊歩道が閉鎖されていたため、断念しました。。。

 

 

今回は、手持ちAF BORGシステムでの撮影結果をアップします。

BORG90FL (with Canon クローズアップレンズ500D/52mm)

+ Pentax K-3 markII (with Pentax F AF Adapter1.7X) 

 

結論は、「BORG 90FLシステムは、手持ちでも十分使えそう。だが、もっと練習が必要」という感じでした。

 

最初に使用したのは、稚内の近くにあるサロベツ湿原。

 

地平線が見えそうな広大な湿原の中の遊歩道を歩いていると、各所で遊歩道から30~50mくらい離れた位置で飛び交う野鳥たちを見かけました。

 

ここでの第一本命はまだ見たことのないシマアオジでしたが、その影響でお腹が少しでも黄色っぽく見える鳥がいると全部シマアオジに見えてきて、一人で大興奮していました(笑)ですが、撮った写真を見ると全部ハズレ…さすがにそんな簡単には見つからないですね。多分相当時期も悪かったと思われる…

 

ノビタキ♀幼鳥(おそらく) ノートリミング画像

上の画像の等倍画像(1000ピクセル切り出し)

 

 

ノビタキ♂幼鳥  ノートリミング画像

上の画像の等倍画像(1000ピクセル切り出し)

 

 

オオジュリン? ノートリミング画像

上の画像の等倍画像(1000ピクセル切り出し)

 

 

オオジュリン? ノートリミング画像

上の画像の等倍画像(1000ピクセル切り出し)

 

ここは、遊歩道が狭く、三脚を立てられる場所は数か所にある広めのスペースのみ。なので、手持ちBORGシステムを持って行って良かったです。

もっと練習を積めば、30mくらいの距離なら羽毛の1本1本がそれなりに解像した写真を撮ることができそうです。思ったより綺麗に撮れていてびっくりしました。シャッター速度が速いことが功を奏したかな。

 

 

BORGシステムを次に使用したのは春採公園。

ここでは、無数の枝が重なった木々の合間を飛び交う何種類かの小鳥たちを見かけましたが、オートフォーカスがことごとく枝に合焦しまくったため、全然撮れず…長いこと遊んでくれましたが種別を特定できるレベルの写真は撮れなかったので、アップする写真なし…群れの中にエナガはいたような気がしますが、シマエナガがいたかどうかは怪しい…

 

 

今回、BORGシステムを使用した2か所とも、ヘリコイドは一切使用せず、ドローチューブで大まかにピントを合わせて、その後、AFでピントを合わせる、という形で使用し、結構使えそうという印象持ちました。

仮に、カワセミのようにあまり動かない鳥を撮る場合は、ヘリコイドでピントを追い込むことも有効かもしれないので、一度試してみようと思います。

 

BORG 90FLシステムでのクローズアップレンズの比較

鳥撮りBORGの某有名サイトで、AF BORG化するためにはレデューサかクローズアップレンズを取り付けると良いと書いてあったので、自分のシステムにもクローズアップレンズを組み込みました。

 

ただ、クローズアップレンズがどういう効果をもたらすか、いまいち理解できておらず、何種類かあるクローズアップレンズの中から最も適切なものを選ぶことができていませんでした。そのため、いくつか購入して羽根を撮り比べてみました。

 

全て室内で、撮影距離は5m、三脚使用、マニュアルフォーカスで統一しています。

(BORGシステムの構成は、一つ前の投稿に記載したものと同一です)

写真はすべてノートリ、撮って出しです。

 

 

試したものは以下の5パターン。

1.クローズアップレンズなし

2.Kenko MCクローズアップレンズ No.3

3.Kenko PRO1D ACクローズアップレンズ No.3

4.Canon 250D (中古品(くもり?あり))

5.Canon 500D

 

最も大きく写せたのはクローズアップレンズなしでした。

それを基準(100%)とすると、被写体のサイズは

2.79%

3.79%

4.70%

5.87%

となりました。

大きさが結構変わるのには驚きました。

 

ピント合わせしやすさについては、LVモードで画面を拡大して実施したマニュアルフォーカスのしやすさで判定すると、クローズアップレンズありのものでは大きな差異はなかったけれど、クローズアップレンズなしでは若干不鮮明でピントを合わせにくかったように感じました。この写真も少しぼやけていると思います。

一つ前の投稿では、今一つピントが甘かったのですが、それは2のクローズアップレンズを使用していたことも影響しているのかも。

 

 

被写体を大きく写せた方が、羽根の解像感が得られやすいと思うので、当面は5のクローズアップレンズを主体に、手持ち撮影の練習を進めようと思います。

今回撮った中では、3が一番きれいに撮れていたので、3も使っていこうと思います。

 

1.クローズアップレンズ:なし

2.Kenko MC クローズアップレンズ No.3 52mm

3.Kenko PRO1D ACクローズアップレンズ No.3 52mm

4.Canon クローズアップレンズ250D 52mm

5.Canon クローズアップレンズ500D

 

手持ち用BORG90FLシステム(完成?)

少し時間がかかりましたが、ようやく念願のシステムが組みあがりました。たぶん。

 

鳥撮りの先輩から「BORGならこれ」と教えてもらったBORG90FL。

 

鳥撮りBORGの某有名サイトの管理人さんに相談するべき、と助言をいただいていたけれど、なぜか管理人さんと連絡がつかなかったので、泣く泣くWEB上の少ない情報を拾い集めてようやく組み上げました。

 

まず、某サイトに紹介されているシステムをそっくりそのまま組み上げました。その時は、マイクロフォーカス・ラックピニオン接眼部を使用していました。それが一つ前の投稿のシステム。三脚を使用する前提では、まったく問題ないシステムであることは、一つ前の投稿の写真の解像感が示していると思います。

 

ただ、三脚を使うのであればデジスコシステムと大差なく(シャッター速度が速いこと以外は)、また機動性が低くなり素早い野鳥を撮るのは困難なので、できれば手持ちシステムにしたいと考えました。最初に組み上げたシステムでは、手持ち撮影したくても左手でレンズを支えて、右手でマイクロフォーカスノブを回してピントを合わせるので、カメラのシャッターを押せないという問題がありました。

 

そこでWEBで調べてみたところ、比較的最近(といっても10年くらい前)に発売されたM75ヘリコイドがBORG90FLを手持ち撮影用にするために推奨されている、という情報を得ました。これであれば、左手でヘリコイド操作(ピント微調整)を行い、右手でドローチューブ(ピント粗調整)とシャッターの操作(AF+撮影)をすることで、一応手持ち撮影はできなくはない構成になると判断し、早速購入。(うまく撮れるかは練習あるのみ)

 

ただ、元のシステムで使用していた150mm鏡筒をそのまま使って組んだところ、無限遠~近距離まで、どこにもピントが合わないという大問題に直面。。。光路長が対物レンズの焦点距離500mmを超えてしまうためにピントが合っていないことに後から気付いて、急遽75mm相当の鏡筒(50mm+25mm)を購入して付け替えて、ようやく無限遠からピントを合わせることができるようになりました。

 

そういう諸事情があるため、見た目としては真ん中が異様に細い不格好な形になってしまいました。。。ドローチューブホルダと鏡筒をカーボン製のものに買い替えれば、もっとすっきりするようなのですが、あまり無駄に費用をかけたくなかったので、一旦はこれで練習して行こうと思います。

BORG90FL + K-3 M2 システム (おそらくこれで完成)

上の写真の左(前)から順番に、使用パーツのリストを作りました。

写真で見えているのは1~12まで。M75ヘリコイドとドローチューブホルダの中にドローチューブが、M57/60延長筒Sの中にクローズアップレンズがついています。

(クローズアップレンズはカメラマウントホルダーMの内側につけられます)

 

Amazonで適当にポチってしまったので、一番安いクローズアップレンズを購入してしまいましたが、もう少し良いものもあるようなので、そちらでも試してみようと思います。(Canonの1クローズアップレンズ 250D 52mmも同様につけられますが、新品はもう手に入らないようです。自分はメルカリで購入しましたが、レンズが曇っていて写真も若干ぼやけるので止めました・・・)

 

しばらく投稿できなかった理由は、パーツの再購入や組み方に四苦八苦していたことと、この時期にBORGの得意な20mくらいの距離で撮影できる野鳥になかなか出会えず、作例が撮れなかったためでした。。

 

まずは、システムの完成度を確認するために、三脚に固定して撮影した写真を作例として載せました。ノートリ写真と1000pixelトリミング写真をそれぞれ載せています。ほぼすべて、LVで画面拡大して、ヘリコイドでピント調整したマニュアル撮影写真です。

 

スズメ以外は、1つ前の投稿ほど近くで撮影できなかったのと、ちっともじっとしてくれず撮り直しもほとんどできなかったので、羽根までの解像感が得られた写真は撮れませんでした。。。近所にカワセミ頻出スポットがあればよかったのですが・・・

 

 

ピント合わせは、元のマイクロフォーカス・ラックピニオン接眼部の方が微調整しやすく良いです(それよりさらに、デジスコの方が微調整はしやすいです)。ですが、当該AF BORGシステムでは被写体がぼんやり見える程度までピントを合わせればAFでフォーカス合わせが可能ですので、ヘリコイドでも問題ないと思います。ドローチューブの操作とAFだけでも意外といけるかも、とも思っています。

 

ただし、ヘリコイドの直径が大きいので、手が小さい方は手持ち撮影は困難かもしれません。

 

この週末からは、いよいよ本番の手持ち撮影の練習をしてきます。LV+リモコン撮影の場合と比べて、ファインダーを覗いて撮影する場合はシャッターブレが大きいのかピンずれ写真ばかりになってしまっていたので、手持ち撮影でどの程度の解像感まで実現できるか楽しみです。

BORG90FL + K-3M2, ss=1/200s, F値=6.7, ISO=100, EV=-0.3, 焦点距離=1275mm

等倍1000 x 1000pixel トリミング

 

 

 

BORG90FL + K-3M2, ss=1/200s, F値=6.7, ISO=100, EV=-0.3, 焦点距離=1275mm

等倍1000 x 1000pixel トリミング

 

 

 

BORG90FL + K-3M2, ss=1/400s, F値=6.7, ISO=200, EV=0, 焦点
距離=1275mm
この写真はCanonのクローズアップレンズ(曇りあり)で撮影したもの。ぼやけてます。

等倍1000 x 1000pixel トリミング

 

 

 

BORG6065 BORG90FL + K-3M2, ss=1/400s, F値=6.7, ISO=100, EV=0, 焦点距離=1275mm

等倍1000 x 1000pixel トリミング

 

 

 

BORG90FL + K-3M2, ss=1/80s, F値=6.7, ISO=100, EV=0, 焦点距離=1275mm

等倍1000 x 1000pixel トリミング

 

 

 

BORG90FL + K-3M2, ss=1/320s, F値=6.7, ISO=100, EV=0, 焦点距離=1275mm

等倍1000 x 1000pixel トリミング

BORG90FLでの初の鳥撮

BORG90FLとPentax K-3 markIIの組み合わせ(BORGシステムの詳細は割愛)で撮影したオオヨシキリ(実はライファー)。

 

BORGの先輩たちが撮っているのと同じくらいのサイズに写せているので、撮影距離も同じくらいだと思います(10~20mくらいだと思います)。この写真の等倍トリミングでは羽毛がきっちり見えていました。

事前テストの結果からは全然期待していなかったけど、未完成の現時点のシステム構成でもきちんと解像感のある写真が撮れることが分かったので安心しました。

 

一方で、この撮影距離とシステムの焦点距離であれば、そりゃ羽毛もきっちり解像するでしょ?とも思えてしまったので、デジスコシステムで近めの距離で撮影した場合の解像感も比較してみようと思います。(シャッター速度は断然BORGシステムの方が速いので、レンズの良さが影響しているのか、シャッター速度が影響しているのか、今後確認していきたいと思います)

 

今週末にシステム改善のためのパーツが届くので(おそらくこれで完成)、完成したらまた作例を投稿いたします。何とかお盆休みの旅行までにBORGシステムを完成させて、撮影に慣れておかねば。

BORG90FL+K-3M2, ss=1/125s, F値=6.7, ISO=200, EV=0, 焦点距離=1275mm

等倍トリミング1000pixel

BORG90FL + K-3M2, ss=1/125s, F値=6.7, ISO=100, EV=-0.7, 焦点距離=1275mm

等倍トリミング 1000pixel

 

羽根撮影テスト 初代デジスコ vs 2代目デジスコ vs BORG90FL

とうとうBORGシステムを導入したので、撮影テストを行いました。

(まだ納得いくシステムが完成していないので、完成するまでシステムの詳細は一旦伏せておきます)

 

羽毛の解像感をチェックするため、amazonで購入した鳥の羽根(本物?)を使ってテストしました。撮影距離は6mで統一。

 

BORGシステムの焦点距離は1275mmなので、デジスコよりも大きく写せない分、羽根の解像感は得られず・・・一番良かったのは、2代目デジスコのTSN99s+OM-1でした。

(初代のTSN664+RX100の写真に写っている黒い点は、カメラ内部のゴミです…)

TSN664 + RX100 : ss=1/1.6s, F値=5.6, ISO=200, EV=0, 焦点距離=3000mm

TSN99s + OM-1 : ss=1/1.6s, F値=1.8, ISO=200, EV=0, 焦点距離=3500mm

BORG90FL + K-3M2 : ss=1/6s, F値=3.5, ISO=200, EV=0, 焦点距離=1275mm

TSN664+RX100: 等倍_中央1000pixelトリミング

TSN99s+OM-1: 等倍_中央1000pixelトリミング

BORG90FL+K-3M2: 等倍_中央1000pixelトリミング

TSN664+RX100: 等倍_最良部1000pixelトリミング

TSN99s+OM-1: 等倍_最良部1000pixelトリミング

BORG90FL+K-3M2: 等倍_最良部1000pixelトリミング

 

次に、外で同様に羽根撮影テストをしてみました。石に生えた苔に羽根を刺して撮影。

撮影距離は20ⅿ。結構風があったので、羽根が風で揺れすぎて撮影に難航しました。ですので、システムの良し悪しだけでなく風の状態にも左右されているので、あくまで参考データです。

 

この場合も、TSN99s+OM-1のシステムが最も解像感の高い写真となりました。

次によかったのはBORGシステムかな?

TSN664 + RX100 : ss=1/40s, F値=5.6, ISO=200, EV=+1.3, 焦点距離=1350mm

 

 

 

TSN99s + OM-1 : ss=1/50s, F値=1.8, ISO=200, EV=+1.3, 焦点距離=2000mmくらい

 

 

 

BORG90FL + K-3M2 : ss=1/40s, F値=5.6, ISO=200, EV=0, 焦点距離=1275mm



このテスト結果から、BORGシステム導入は失敗だったか…と肩を落としていましたが、野鳥を撮りに行ったところ、期待していたレベルの写真が撮れたので驚いています。

この写真はまた次回。

 

二代目デジスコシステムで撮影した野鳥たち

二代目デジスコシステム  TSN-99s + OM-1での撮影練習。

久しぶりに触ったので、カメラの使い方すらすっかり忘れてました…

 

お目当ての鳥の鳴き声すら聞こえず退屈だったので、現れた鳥たちを片っ端から撮影してみました。

 

まずはカケス。そこらじゅうで見かけたけど、その中でも少しのんびり屋さんのカケスでようやく撮れました。ほぼワンチャンスだったので、ピントの合わせ込みが間に合わずピンボケに・・・

ss=1/25s, F値=1.8, ISO=400, 焦点距離=2000mm (ノートリミング)

等倍トリミングでは全然ボケボケ・・・

 

 

お次はミソサザイ。なかなか見えるところに出てきてくれなかったけど、何度か行ったり来たりしたところ、ようやく出てきてくれました。

が、かなり近くまで近づいて行った他のカメラマンが構えた瞬間に飛び立ってしまい、こちらもワンチャンスのみでした。。。

明るさも調節し損ねた・・・

ss=1/20s, F値=1.8, ISO=400, 焦点距離=2000mm (ノートリ、明るさ調整あり)

等倍トリミングで羽毛が見えるけど、いまいち・・・

 

 

次はアオバト。嵐のような強風が吹き荒れていたので、枝ごと揺れる揺れる・・・ssは結構速かったけれど動きを止めきれず・・・

 

ss=1/800s, F値=1.8, ISO=400, 焦点距離=2000mm (ノートリ, 明るさ調整あり)

等倍トリミングはのっぺり・・・

 

 

穴あけに集中していたコゲラ

これはピント合わせの技術不足で、納得いくレベルに到達せず。。

 

ss=1/320s, F値=1.8, ISO=400, 焦点距離=2000mm (ノートリミング)



ようやくアカショウビンが出てきてくれましたが70m先と遠いうえに、風が強く枝が大揺れするので惨敗・・

ss=1/4s, F値=1.8, ISO=400, 焦点距離=3500mm

可愛く撮れたけど解像感がいまいち・・・

 

 

最後の最後でようやく30mくらいのところに出てきてくれて、

まずまずな写真を撮ることができました。

ss=1/4s, F値=1.8, ISO=400, 焦点距離=3500mm (ノートリミング)



等倍でもそれなりにピントが合いました。85点くらい?

 

このシステムを使い始めて2年、総使用日数6日。

この経験値なので、まだまだこのシステムのポテンシャルは引き出し切れていないはずです。もう少しまともな写真が撮れるよう、今年は全シーズン野鳥撮影に行って腕を磨こうと思います。

 

 

そんな反省をしながらも、デジスコシステムより少し近い距離用ではあるけれども解像感良い写真が撮影できる、BORGシステムにも手を出してしまいました。。。

また次回。